2009年6月11日木曜日

ジェンダーと思考回路

外部のコンサルティング会社が、私のいる部署のある見直しをすることになっている。というわけで、今日その会社のコンサルタント達がオフィスまで来て、会社の紹介と簡単なプロジェクト計画を披露する機会があった。

色々な質問が出たが、一番「へえー」と思ったのが、うちの同僚(北欧の女性)からその会社の人に向けてのこういうコメント:

「チームになぜ女性が一人もいないのでしょうか?男性ばかりのチームでは、女性がいる場合と比べて、最終提言の内容も変わってしまうので、是非女性をチームに入れてください」

これを聞いた時、思ったのが「ほんまかいな?? コンサルティングチームの性別で本当に提言内容が変わるんかいな?」そして、まあそんなことを考えているのはこの人だけだろうと思っていたら、オフィスを共有している女性も同じ考えだと後で言う。ちなみに会社の返事は、「女性コンサルで手が空いている人は今いませんが、、、」

仮に、チームのメンバーが皆女性だったら、こんな発言は出てくるだろうか? 本当に性別が違うと、コンサルタントの思考プロセスが変わるのだろうか?そして、それは同性同士の個人差よりも、確実に大きいのだろうか?女性と男性に均等の機会を与えるという議論は納得が出来るが、これはよく理解できない。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、Diegoです。

    一年ほど前のNHK特集で男と女というシリーズ3段ものでありましたが、女性は意思決定のプロセスを重視して、男性は不確実性の排除によるスピードを重視する傾向があるようです。

    その背景となる動物学的な説明として、男性は狩猟のためスピード、女性は家庭を守るコミュニティーのためにコンセンサス思考になっていると言っていました。

    実際デロイトなどでは、クライアントが男性の場合は上司を連れてオプションの無い提案、女性の場合は担当者は複数連れてその場でオプションを幾つか提示して議論をするなど、この傾向を利用する試みもあるようです。

    それにしても、クライアント側からお願いするとは、なかなか面白いですね。。。

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  2. Diego さん、

    なるほど、なかなか面白いですね。やはり思考回路が違うということでしょうか。

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