2009年8月15日土曜日

スリランカ

スリランカで約一週間を過ごした。2日間を首都のコロンボで、3日間が東部の都市バティカロア。

この国は25年以上の紛争と2005年の津波の被害で、特に東部と北部での開発が犠牲にされたが、マクロで見るとかなり発展している国だ。UNDPの人間開発指標は177カ国中99位。平均寿命はなんと71.6歳。PPPでの国民一人当たりのGDPは4600ドルにもなる。国連の現地職員の能力も非常に高い。

本部からの出張ということなのか、色々な人がかなりの時間を割いて子守りをしてくれる。今までフィールドにいた私は、実は本部からの出張を非常に煙たがっていた。ミーティングのアポを取り、プロジェクト視察のアレンジをし、ホテルの予約などをするだけで相当の時間を割くが、その割には見返りがない。ということで、私は出来るだけ何か役に立つことをしようと思いやってきて、実際に今そのために色々とレポートを書いてはいるが、どうだろうか、、、。

ところで、見に行ったUNDPプロジェクトの一環で、村人たちの視力検査を行い、その結果に応じて無料で適当なメガネを配給するということを政府が行っていた。以前紹介した貧困層向けのDIYメガネが記憶に残っていたため、一体どんなメガネを配っているのかに興味を持ち、聞いてみた。どうも中国製のもので、普通はひとつ4ドルするらしいが、国連の免税などでコストは1ドルまで下がったという。この中国製メガネの質は悪いらしいが、用は足すという。19ドルというDIYメガネがこれらの製品と競合するにはまだ時間がかかりそうだ。

次はネパールに行く。


















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